〇 完成時の印刷トラブルを回避するためには
- 2025.05.28 プレス
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イメージぴったりの販促品やノベルティを制作するには、RGBとCMYKの特徴を踏まえた上での原稿作りが肝心だといえます。
それには、まず「印刷物をRGBで作成しない」ようにすることです。
モニターには、デザイン、写真や画像、イラストなどが鮮やかな色で表現されますが、RGBの発色をそのまま、印刷に再現することはできません。
ただ、最近はRGBのまま、印刷可能な機器を持つところも増えてきている(※)ようですから、問い合わせてみてもいいでしょう。
※恐れ入りますが弊社ではRGB対応機器は取り扱いがございませんのでご了承ください。
基本的に入稿用原稿のカラーモードが「RGB」である場合、差し戻しをしなければ、印刷所はCMYKに変換して印刷を行います。
この時、RGBの色域は、CMYKが表現できる最も近い色に置き換えられるため、元の美しく明るい色味が変わってしまうケースを頭にいれておく必要があります。
このようなトラブルを回避するには、印刷用データをCMYKで作成するのがおすすめです。
デザインを作るためのソフトには「イラストレーター(Illustrator)」「フォトショップ(Photoshop)」「インデザイン(InDesign)」(すべてAdobe社)があり、CMYKのカラーモードを設定すると、企画やイメージに近い色味で、販促品やノベルティを作成することができます。
一方、Microsoft Office社の「オフィス(Word)」「パワーポイント(PowerPoint)」「エクセル(Excel)」、無料のペイントソフトなどは、RGBデータしか作ることができません。
そのため、たとえばオフィスで制作したデータで入稿するのであれば、先述のように印刷会社がCMYKデータに変換して印刷します。
ただし、意図していた色味やイメージと異なるケースもあり、それを防ぐのなら、デザイン会社や編集や調整可能な印刷所※に、調整を含めたCMYKデータ化を依頼するとよいでしょう。
※弊社では、CMYKへの変換は行うことが可能ですが、色の調整は対応しておりませんのでご了承ください。
このように「RGBでしかデータが用意できない」「イラストレーターやフォトショップといったソフトを持っていない」場合でも入稿は可能です。
RGBとCMYKの基本と特徴を理解して、思い描いたイメージを実現、希望の色を再現した販促品・ノベルティを完成させてください。
RGBとCMYKについてはここまで。
次回からは、特色についてご案内する予定です。